研究とは的な話を１時間しました。昔読んだ本を引っ張り出してたら引っかかった次の一節。

「古い大学の教授室はどこも似たような、死んだ鳥のにおいがする。死んだ鳥症候群という言葉がある。彼は大空を悠然と飛んでいる。功成り名を遂げた大教授。優雅な翼は気流の流れを力強く打って、さらに空の高みを目指しているようだ。人々は彼を尊敬のまなざしで眺める。（中略）鳥は実に優雅に羽ばたいているように見える。しかしそのとき、鳥はすでに死んでいるのだ。鳥の中で情熱はすっかり燃え尽きているのである。」（『生物と無生物のあいだ』、福岡伸一、85ｰ86頁）

最近、学生部屋から死んだ鳥のにおいがするので、気をつけてほしいと思います。