去年の12月と今年の1月に高知と岡山へCLTの調査に行きました。
CLTは2016年3月、4月に告示が公布・施行されて以来、注目を集めている木質系材料です。
これが日本初のCLT造の建物、高知おおとよ製材社員寮です。見た目はRC造のようですが全面的に木を使っている建物です。
記念碑みたいな物も置いてありました。日本初。
CLTを部分的に使用した事例もたくさんあります。これは高知県自治会館。耐力壁としてCLTを使用しています。
調査では施工時の課題を明らかにするべく、CLTの施工に携わった工務店さんやメーカーさんにお話を伺いに行きました。
ヒアリング後には建物を見学させていただく機会も。
これは高知県にある農業担い手育成センターの長期研修用宿泊施設。見学者のため(?)に金物が表しになっています。
背伸びしてちょうど届く。
床下ものぞきました。
岡山県の調査の宿泊先は真庭シティホテルサンライズCLT棟。左の建物がCLT棟。
CLTと一緒に寝ることが出来ます。
施工をした工務店の方がカーペットの下を見せてくれました。遮音性を高めるための材料の調達に苦労をしたそうです。
最後にご飯の紹介。高知の名産かつお。かつおの塩たたきとタレたたきと刺身の鰹三昧。旨い。
うつぼもなかなかでした。
ヒアリング調査では、工務店さんメーカーさんからアンカーボルトの精度やパネルの運搬など、CLT建築を施工した際の苦労話を色々聞くことが出来ました。
まだ世の中に出たての材料であるがゆえ、まだまだ改善すべき課題がいろいろと見つかり勉強になりました。
お忙しい中調査に対応していただいた皆様、本当にありがとうございました。
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